「各ワクチンの働き、その根拠、完全な接種スケジュール」といった詳しい臨床情報は、まず**ワクチンチェックリスト**を確認してほしい。このガイドでは、ニュージーランド特有の状況、つまり「何が公費で賄われるか、どこで受けられるか、年齢制限」について解説する。
HPV(ヒトパピローマウイルス)
- 対象: 国家予防接種プログラム(NIP)により26歳までの人(男女問わず)は無料で受けられる(対象年齢は定期的に更新されるため、最新のNIPスケジュールを確認すること)。
- 費用: 対象内であれば無料。対象外の場合は、全コースで約200~250ドル以上かかり、自費で接種できる。
- ワクチン: Gardasil 9(9価) — 尖圭コンジローマ、肛門がん、陰茎がん、咽頭がん、その他HPV関連のがんの原因となる9種類のHPVから守ってくれる。
- スケジュール: 15歳未満で接種を開始する場合は2回接種(0ヶ月後、6~12ヶ月後)。15歳以上で開始する場合は3回接種(0ヶ月後、2ヶ月後、6ヶ月後)。
- 接種場所: かかりつけ医(対象内であれば公費負担)、または公立の性感染症クリニック。
- 26歳を超えている場合: 対象年齢外のHPVワクチン接種は自費で受けられる。高齢でもがん予防効果は変わらないので、医師に相談しよう。
- 行動: まだHPVワクチンを接種していないなら、次のかかりつけ医や性感染症クリニックの受診時に、「公費で受けられるHPVワクチンは対象ですか?」と聞いてみよう。
Mpox(エムポックス、旧称:サル痘)
- 対象: ゲイとバイセクシュアルの男性は、性感染症クリニックやTe Whatu Oraのプログラムを通じて接種できる。
- 費用: 公費負担プログラムを通じて性感染症サービスで接種すれば無料。
- ワクチン: Jynneos(改変ワクシニアアンカラ — MVA-BN)。2回接種で、28日間隔。
- アクセス: 最寄りの公立性感染症クリニックに連絡し、現在の利用可能性について尋ねてみよう。オークランド性感染症サービスとBurnett Foundationが主なアクセスポイントとなっている。供給状況や現在の流行状況によって利用可能性は変わるため、利用できないと決めつけずに、はっきりと尋ねてみよう。
A型肝炎とB型肝炎
- 対象: ゲイとバイセクシュアルの男性は、公立性感染症クリニックや一部のかかりつけ医プログラムを通じて無料で受けられる。
- 費用: 性感染症クリニックでは無料。かかりつけ医で接種する場合、診察料がかかることがある。
- ワクチン:
- A型肝炎: HavrixまたはVaqta — 0ヶ月後と6~12ヶ月後に2回接種。
- B型肝炎: Engerix-B — 3回接種(0ヶ月後、1ヶ月後、6ヶ月後)。
- 混合ワクチン: Twinrix — 3回接種(0ヶ月後、1ヶ月後、6ヶ月後)。
- なぜ重要か: A型肝炎はアナルセックスで容易に感染する。B型肝炎は慢性肝疾患を引き起こすが、完全に予防可能だ。どちらもワクチンで予防できる感染症であり、世界中のゲイの間でよく見られる。
- 接種前: 血液検査で、過去の曝露やワクチン接種による免疫があるか確認できる。接種を開始する前に確認する価値はある。
ニュージーランドでワクチンを接種できる場所
公立性感染症クリニック — いつでも第一候補 HPV(対象内)、Mpox、A/B型肝炎の接種はここが第一候補だ。無料で、まとめて公費で賄われ、通常の性感染症検査とワクチン接種を一緒にできることが多い。
かかりつけ医 — NIPで定められたHPVとB型肝炎のワクチンを接種できる。費用が軽減される受診の対象でない限り、診察料がかかる。事前に電話してワクチンの在庫を確認しよう。
Burnett Foundation Aotearoa(オークランド): ワクチン接種の対象となるかについてアドバイスし、接種サービスへの紹介も行ってくれる。
実践的なヒント
- 定期検査と組み合わせよう: もうクリニックにいるんだから、同じ受診時に自分のワクチン接種状況について尋ねてみよう。
- 記録を確認しよう: かかりつけ医や性感染症クリニックに、自分のワクチン接種履歴を尋ねてみよう。ニュージーランドの全国予防接種登録(NIR)は、NIPを通じて接種されたワクチンを記録している。
- 全て接種済みだと決めつけないで: 多くのゲイはHPVワクチンの接種が不完全だったり、A型肝炎の予防ができていなかったり、Mpoxワクチンを勧められたことがなかったりする。次の受診時にサッと確認すれば、これらの不足を効率的に解消できる。
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