日本のセックスに関する医療は二つのシステムで動いている。自分がどちらのシステムに乗っているかを知ることが、支払う料金や行く場所を決める。一つ目のシステムは保険診療だ。クリニックや病院が診断された病気を治療し、保険証で70%がカバーされる。二つ目のシステムは予防で、PrEP、PEP、DoxyPEPなどだ。こちらは保険がまったくきかない。私費診療のクリニックで全額支払うことになる。この二つのシステムと並行して、無料で匿名で検査できる公衆衛生検査ネットワーク(保健所)がある。ここでは、名前も保険証も請求書もなしに、HIVと梅毒の検査を受けられる。
医療そのものは、一度システムの中に入ってしまえば素晴らしいものだ。ただ、システムがゲイにどのドアを使うべきか教えてくれるわけではない。このガイドはそのためにある。
⚖️ システムの現状
- 世界トップレベルの治療: HIV医療ネットワークに入ってしまえば、その成果は世界でも最高レベルだ。ほとんどの人がウイルスを抑制している。
- どこでも無料匿名検査が可能: どの区にも保健所があり、無料でHIVと梅毒の検査を匿名で受けられる。名前は必要ない。
- 全国的な保険制度: 3ヶ月以上のビザで日本に住んでいれば、治療費の自己負担は30%になる。
- 予防は自己負担: PrEPとPEPは保険適用外だ。予算を組んでおこう。
- 検査の抜け穴: 無料検査でカバーされるのはHIVと梅毒だけだ。ゲイに必要な喉や肛門のスワブ検査は含まれない。この抜け穴は自分で埋める必要がある。
- 言葉の壁は大きい: ごく一部のゲイフレンドリーなクリニックを除けば、スタッフはほとんど英語を話せないし、書類は日本語のみだ。
⚖️ 鉄則
1. 予防は自己負担――予算を組んでおこう
PrEPとPEPは、薬自体は承認されているにもかかわらず、保険適用外だ。予防的なことに対しては、保険証は何の役にも立たない。保険が適用されるのは、何かが診断され、治療される段階になってからだ。
2. 無料検査はある――だが死角を知っておこう
どの区の保健所でも、無料で匿名でHIVと梅毒の検査を受けられる。ただ、通常は淋菌とクラミジアの喉と肛門のスワブ検査は行わない。これらはゲイの喉や肛門に静かに潜伏する感染症だ。HIV/梅毒の基礎検査には保健所を利用し、スワブ検査はクリニックを利用しよう。
3. PEPは72時間以内、そして自己負担だ
その日のうちにHIVクリニックかエイズ拠点病院に行こう。無料の緊急ルートはない。前金で約3万円、28日間の全コースで28万円程度を見込んでおこう。早ければ早いほど良い。値段に尻込みするな。
🗺️ ガイドマップ
ここから始めよう
検査とクリニック
予防
緊急時とサポート
結果の管理
言葉