フランスでは、PEP(曝露後予防内服)はTPE(Traitement Post-Exposition)として知られている。HIV感染リスクがあった時に緊急で服用する28日間の薬だ。リスクの高い曝露(例えば、相手のHIVステータスが不明な状態でのコンドーム破損など)から72時間以内に服用を開始する必要があるけど、早ければ早いほど効果が高い。フランスでは、この薬は国が全額負担してくれる。

🚨 どこに今すぐ行けばいい?

都合のいい予約を待っちゃダメだ。行くべき場所は、時間帯と営業状況によって全く違う。

時間・曜日行く場所何が起こるか
平日(日中)CeGIDDまたは感染症科事前に電話して、緊急だと伝えよう。優先的に診てもらえる。
夜間・週末・祝祭日Urgences(病院の救急外来)最寄りの公立病院の救急外来に行こう。

普通の街の医者(médecin de ville)や薬局には行っちゃダメだ。 病院と専門のCeGIDDだけが緊急用のスターターパックを常備している。

🗣️ トリアージの進め方

UrgencesでもCeGIDDでも、トリアージの看護師が「これは時間との勝負の緊急事態だ」と理解できるように、正しいフランス語の略語を使わないといけない。

  • この言葉を使おう: 「J'ai besoin d'un TPE (Traitement Post-Exposition) suite à un risque sexuel.」 (性的なリスクがあったので、TPEが必要だ。)
  • 時間経過を伝えよう: 「L'exposition a eu lieu il y a [X] heures.」 (曝露があったのは[X]時間前だ。)
  • 曝露について直接的に伝えよう: 軽く見せないこと。リスクプロファイルが正当と判断された場合(例:コンドームなしのウケのセックスなど)にのみTPEを処方してくれる。

スターターパック: 病院の救急外来では、通常2〜4日分のスターターパックしか出してくれない。その後のフォローアップは必須だ。 28日間の残りの薬の処方箋をもらうために、翌営業日に専門医かCeGIDDでフォローアップの予約を必ず取らないといけない。

💊 薬について:何が起こるか

フランスの標準的なTPEのレジメンは、通常、Truvada(またはそのジェネリック薬)を、インテグラーゼ阻害薬(一般的にはdolutegravir (Tivicay))と一緒に服用する形だ。

  • 厳格な服用レジメンだ: TPEは緊急避妊薬じゃない。28日間必須で服用するもので、飲み忘れは許されない。
  • 副作用は管理可能だ: 全員ではないけど、吐き気、疲労感、下痢などを経験するかもしれない。クリニックでは、PEPと一緒に吐き気止めを処方してくれることも多い。
  • 中断しちゃダメだ: 医師と話す前にPEPの服用を絶対に中断しないこと。

💶 費用

TPEは、加入している保険の種類にかかわらず、フランス国が全額負担してくれるので、自己負担はゼロだ。

  • Assurance Maladie加入者: 100%カバーされ、自己負担はない。
  • EHICを持つEU/EEAからの訪問者: フランスの公定料金でカバーされる。
  • EU圏外からの訪問者または無保険者: 緊急治療は受けられる。後で請求書が来るかもしれないけど、その時に対応すればいい。72時間の猶予は待ってくれない。

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