🛡️ 現状
フランスには、ヨーロッパで最もアクセスしやすく、多額の補助金が出ている性感染症の医療システムがある。このシステムは二重のモデルで運用されていて、完全無料で匿名性のクリニックネットワーク(CeGIDD)と、フランスの公的医療保険に加入していれば多額の払い戻しがある一般医療システムがある。
⚖️ 鉄則
1. CeGIDDは無料の入り口だ
CeGIDD(Centre Gratuit d'Information, de Dépistage et de Diagnostic)は、無料の公衆性感染症クリニックだ。フランスの全ての県に少なくとも1つある。
CeGIDDのサービスは100%無料で匿名でも利用できる。 CeGIDDで性感染症の検査を受けたり、PrEPやPEPをもらったりするのに、カルテ・ヴィタル(フランスの健康保険証)や身分証明書は必要ない。このため、CeGIDDは旅行者、海外居住者、そしてまだフランスの医療システムを利用していない人にとって重要な入り口となっている。
2. カルテ・ヴィタルを利用するルート
居住者でカルテ・ヴィタルを持っていれば、民間/一般のシステムを利用できる。一般医(médecin traitant)にPrEPの処方箋をもらいに行ったり、近所の民間の検査機関(Laboratoire d'Analyses)で血液検査を受けたり、どの薬局でも薬を受け取ったりできる。国が費用の70〜100%を払い戻し、相互保険(追加保険)が残りをカバーする。
3. AIDESは案内役だ
AIDESは、フランスを代表するHIV/LGBTQ+の保健NGOだ。困ったらAIDESセンターに行こう。無料の迅速検査、ケムセックスのサポート、そしてフランスの官僚主義を理解するのに役立つピアサポートを提供している。
⚖️ システムの実情
- 一般医もPrEPを処方できる: フランスは2021年にPrEPを非集中化した。どの一般医でもPrEPを開始できるようになったので、病院の専門医を待つ必要はない。
- Labo Sans Ordo(処方箋なしで検査機関へ): フランスでは、どの民間検査機関にでも入っていって、医師の処方箋なしに無料のHIV検査を求めることができる(「Au labo sans ordo」)。
- CeGIDDの待ち時間: CeGIDDは無料で予約不要のため、特にパリでは待ち行列が非常に長くなることがある。
- 官僚主義: 海外居住者として最初のカルテ・ヴィタルを取得するには、大量の書類手続きをこなす必要がある。
💬 匿名でのパートナー通知
性感染症に陽性反応が出たら、最近のパートナーに通知することが重要だ。フランスには、主要な医療機関によってサポートされている優れた地域に特化した匿名通知ツールがある。
NGO AIDESが立ち上げたツールPréviens-Moi (previensmoi.fr)、またはフランスエイズ対策協会(SFLS)が運営するNotification Partenaire (notification-partenaire.fr)を利用できる。どちらのサービスも、身元を明かすことなく、パートナーの電話番号を入力するだけで、性感染症に感染した可能性があり、検査を受けるべきだと伝える標準的な匿名のSMSを送ることができる。
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