誰が医療を受けられる?

ブルガリアでは、国民健康保険基金(NHIF / НЗОК - NZOK)が運営する強制的な公的医療保険制度がある。ブルガリアで働いている場合、保険料は給与から自動的に天引きされる。

EU/EEAからの観光客や短期滞在者は、EHIC(欧州健康保険カード)を使って、国営病院で救急医療(例えばPEPのような)を受けられる。

国民健康保険ホットライン

公的医療保険制度に関する質問は、NHIFホットライン0800 14 800(海外からは**+359 2 965 9116**)に電話しよう。医療上の緊急事態には、常に一般緊急電話番号の112に電話しよう。

主要な対応原則:コミュニティと民間医療

公的医療制度は基本的なケアや緊急事態をカバーしているものの、LGBTQ+の性の健康について利用するのは難しい場合がある。これは、根強いスティグマ、ゲイの健康に関する臨床知識の不足、そして官僚的なハードルがあるためだ。

このため、ブルガリアで性の健康について最も効果的な対応原則は、通常の公立かかりつけ医ルートを避けることだ。

  1. コミュニティハブCheckpoint SofiaSingle Step Foundationのような団体は、ゲイにとって事実上の初期医療の入口になっている。ここでは無料検査や偏見のないカウンセリングが受けられ、理解のある医師のネットワークも持っている。
  2. 民間専門医:PrEPの処方や性感染症の全項目検査では、多くのゲイが民間の感染症専門医や民間の検査機関(Ramus、Cibalab、Synevoなど)を利用している。自己負担になるが、公的制度の偏見や診療拒否を避けられる。

医療保険への登録

ブルガリアに長期移住する場合、医療保険料がきちんと記録されるよう、国税庁(NRA/НАП)に登録する必要がある。

EU/EEA市民

  • 短期滞在EHIC(欧州健康保険カード)があれば、ブルガリア国民と同じ条件で、PEPを含む医学的に必要な治療を国営病院で受けられる。
  • ブルガリアへの移住:居住登録をすれば、NHIF制度に加入することになる。雇用されている場合、雇用主がNRAへの登録と毎月の保険料の天引きを自動で処理してくれる。

非EU市民

  • ビザと滞在許可:非EU市民は、長期ビザ(タイプD)や滞在許可を申請する際、通常、包括的な民間医療保険の証明を提出する必要がある。
  • 制度への加入:ブルガリアでの法的居住権を得て、働いている場合(例:雇用されている、会社を経営しているなど)、法的にNHIFへの加入が義務付けられている。雇用主が登録してくれるので、地元市民と同じように公的制度を利用できるようになる。雇用されていない場合、滞在許可の種類によっては民間保険を維持する必要があるかもしれない。

公的制度で保険に加入したら、かかりつけ医(Личен лекар)を選んで主要な窓口にする必要がある。ただし、性の健康については、民間やコミュニティクリニックを利用する方が良いと感じるかもしれない。